取扱製品PRODUCTS

再生可能エネルギー RENEWABLE ENERGY

発電設備向け各種製品を
トータルに品揃え

再生可能エネルギーの活用は環境負荷軽減や災害時への備えなどとして、年々広がりを見せています。
当社では、発電設備を設置する過酷な自然環境にも耐える高品質な各種製品をトータルに取り揃えています。
このページでは取扱ケーブル類や太陽光・洋上風力発電の基礎知識を紹介しています。

主な取扱製品

太陽光発電設備用直流1500VケーブルPV-CQ

太陽光発電設備用直流1500VケーブルPV-CQ

PV-CQ、PV-CCは、直流1500Vを上限としたメガソーラー発電システムに最適なPVケーブルです。電気設備技術基準が改正され、太陽光発電設備に使用する場合に限り、直流1500Vケーブルの使用が認められました。従来600Vの低圧システムと比較し、1000Vの高圧システムでは接続箱の数とケーブル本数を約40%削減することが可能です。

特長
  • 直流1500Vを上限としたメガソーラー発電システムに使用可能です。
  • 難燃性、耐候性に優れた架橋シースを備えます。
  • 耐熱性、耐寒性を兼ね備えています。
  • ハロゲンフリー、RoHS指令対応。

太陽光発電システム用ケーブル

製品型番 線心数 導体 絶縁厚さmm シース厚さmm 仕上外径約mm 概算重量kg/km 許容電流A
公称断面積mm2 構成本/mm 外径mm
DC1500V
PV-CQ単心
(黒、黒/白ライン)
1 2 7/0.6 1.8 0.7 1.1 5.8 50 33
3.5 7/0.8 2.4 0.7 1.1 6.4 65 46
5.5 7/1.0 3.0 0.7 1.2 7.1 90 61
8 7/1.2 3.6 0.7 1.2 7.8 120 78
14 円形圧縮 4.4 0.7 1.2 8.6 175 105
22 円形圧縮 5.5 0.9 1.3 10.5 265 140
38 円形圧縮 7.3 0.9 1.3 12.5 425 200
60 円形圧縮 9.3 1.0 1.4 14.5 645 270
DC1500V
PV-CQD2個撚り
2 3.5 7/0.8 2.4 0.7 1.1 13.0 130 40
5.5 7/1.0 3.0 0.7 1.2 14.5 185 53
8 7/1.2 3.6 0.7 1.2 16.0 235 66
14 円形圧縮 4.4 0.7 1.2 17.5 350 91
22 円形圧縮 5.5 0.9 1.3 21.0 530 120
38 円形圧縮 7.3 0.9 1.3 25.0 850 170
60 円形圧縮 9.3 1.0 1.4 29.0 1,300 225
600V
H-CV単心
(黒、黒/白ライン)
1 2 7/0.6 1.8 0.8 1.5 6.4 55 33
3.5 7/0.8 2.4 0.8 1.5 7.0 75 46
5.5 7/1.0 3.0 1.0 1.5 8.0 105 61
8 7/1.2 3.6 1.0 1.5 8.0 135 76

CVケーブル・H-CVケーブル

CVケーブル・H-CVケーブル
特長
  • 夏場の屋根部分など高温や紫外線などに強い性質を持ちます。
  • ハロゲンを含まない。鉛などのRoHS指令の特定有害物質を含みません。
  • 燃やしても煙の発生が少なく、有害なダイオキシンやハロゲンガスを発生しません。
  • JIS規格60度傾斜燃焼試験に合格。

CVケーブル600V架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル、EM電線

設置場所 【屋外】太陽電池から屋外部分。太陽電池モジュール間、太陽電池モジュールと接続箱間及びパワーコンディショナ間の直流配線専用。
主な取扱メーカー・記号 古河電工 エコエースほか 600V EM-CE
耐電圧 600V
JIS記号・規格EM EM 600V CE/F、JIS C 3605
構成 絶縁体:架橋ポリエチレン
シース:耐燃性ポリエチレン(黒色)
線心識別 2芯:黒、白
3芯:黒、白、赤
4芯:黒、白、赤、緑(白は自然色も含む)
連続導体許容温度 90℃
注意事項 40W以上のほとんどの太陽電池では、2SQのCVケーブルが引き出し線として利用されています。太陽電池モジュールを並列で設置する場合は、許容電流に余裕をみたケーブルサイズを選定して頂く必要があります。

プラフレキPFS/PFD(屋内配線用電線管)

プラフレキPFS/PFD(屋内配線用電線管)
特長
  • 太陽光発電(PV)の配管に最適です。
  • 古河電工独自構造で、凹凸が目立たず、また外観が美しく露出配管に適しています。
  • 業界最高レベルの耐候性と自己消化性を持ちます。
  • 黒色系の造営物に調和します。
  • JIS規格60度傾斜燃焼試験に合格。

電線ケーブル用可とう管路材プラフレキPFDハイクオリティ・ブラック

設置場所 【屋外】太陽電池から屋外部分。
主な取扱メーカー・記号 古河電工ほか
JIS記号・規格EM JIS C 8411
構成 1重構造及び2重構造<外側>ポリ塩化ビニル <内側>ポリオレフィン

再生可能エネルギーの概要

太陽光発電と洋上風力発電の概要について紹介しています。

太陽光発電

太陽光発電設備は太陽電池モジュールや接続箱、パワーコンディショナなど様々な機器で構成されます。そして、それらの機器同士を結び付け、発電した電力を効率よく運ぶための各種ケーブル・電材類が必要となります。

太陽光発電の仕組み
太陽光発電の仕組み図
  • 太陽電池モジュール(アレイ) 太陽の光から電力をつくります。アレイは太陽光モジュールの集合体。
  • パワーコンディショナ 発電された直流電力を建物内で使用できる交流電力へ変換する装置です。
  • 分電盤 パワーコンディショナで変換された交流電力を各部屋で使用できるようにするほか、送信ユニットや売電、買電電力量計へ供給します。
  • 接続箱 太陽電池モジュールからの配線を一つにまとめ、集めた電力をパワーコンディショナに供給します。
  • 蓄電池(バッテリー) 太陽光で発電した電気を貯めておく蓄電池です。昼に電気を貯めておき、発電のない夜に使用することができます。
  • 電力量計 商用系統(電力会社)との接続に用い、買電・買電の量をそれぞれ表示する装置です。

太陽光発電所は発電設備の大容量化が進んでおり、メガソーラー専用の定格電圧1500Vの直流配線用ケーブルなどが使用されています。このほか太陽光発電設備には、CV/H-CVケーブルやCVD/CVTケーブルといったケーブル類から接続箱の配線向けMLFCやコネクタ、PF管、埋設管などの各種資材が必要です。
当社ではこれらを種類豊富に、トータルで取り揃えていますのでご使用環境などに合わせて最適な製品をお選びください。

ケーブル種類 連続許容温度(℃) 耐燃性 熱変形性 耐候性
CV・CVT 90
H-CV 90
PV-CQ・PV-CC 90
600V MLFC 90
1500V MLFC 90
2PNCT 80

洋上風力発電

海に風車を設置して発電する洋上風力発電は、海に囲まれた日本ならではの長い海岸線や広域な海域を活かせるとして期待されています。また、2019年4月から「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」が施行されたことで海域占用のルールや漁業関係者や船舶運航事業者などとの利害調整といったこれまで設置の壁となっていた課題が整理され、今後の洋上風力発電設置数増大が見込まれています。

【洋上風力発電のメリット】
  • 年間通して陸上よりも安定した風
  • 大型・多数の設備が設置可能
  • 陸上から数km離れているため騒音や景観への問題が少ない
【海底電力ケーブルとは】
洋上風力発電の設置件数増大が期待される中、送電ケーブルとなる海底電力ケーブルについても需要が高まることが予測されています。
洋上風力発電のほかには、天候の影響を受けにくいことから国際通信を支える通信網として重要なインフラとなっています。